遺族に代わり、故人の供養を長年にわたって行ってくれる永代供養。
何回忌まで供養してくれるのか、疑問に思ったことはありませんか?
何年供養してくれるのだろう?
永代供養が終わった後はどうなるの?
永代供養の費用についても、誰が払うのか知りたい
など、さまざまな疑問が出てくるのではないでしょうか。そこでこの記事では、永代供養の期間や費用について解説します。
- この記事でわかること
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永代供養についての疑問が解消されるようしっかり解説していくので、ぜひ最後までご覧ください。
この記事のもくじ
永代供養はいつまで供養してくれるの?
「永代」というといつまでも供養してくれるような印象がありますが、実際には区切りがあります。お寺や霊園によって異なりますが、多くは33回忌まで、つまり32年間供養してくれます。
ただ、あくまでも一般的な場合なので、これより長いお寺もあれば短いお寺もあります。わからないときには、永代供養の依頼先に直接確認してみましょう。
法徳寺の場合は、あらかじめ規約に決められた期間を個別で供養させていただいた後に合祀させていただきます。
永代供養の費用は誰が払うのか
永代供養を依頼する際にはまとまった費用を払う必要があります。一般的には誰が払うのか、支払い方法はどうすればいいのかなど、永代供養の費用に関して不安に思っている方も多いのではないでしょうか。ここからは、永代供養の費用について解説します。
費用の支払いは、契約者本人が行うのが一般的です。もちろん決まりはないので、例えば子供を契約者として親が支払うなど、家族の状況に合わせて自由に支払うことが可能です。
永代供養の費用には、永代供養そのものに対して支払う「永代供養料」と、継続して供養を行ってもらうための「管理費」があります。このうちの管理費は、毎年納めるか、契約時に一括で納付するかを選択できます。一括納付を行った場合は、その後に発生する費用がないので、遺族に金銭的な負担がかかりません。
永代供養の費用の相場
費用の相場も気になるところですね。実は、お墓のタイプによって費用は異なります。
具体的にみていきましょう。
集合墓
集合墓とは、墓石そのものは他のご遺骨と共有で、納骨はひとつひとつ行うタイプの永代供養墓
を指します。
納骨スペースをしっかり確保しつつ、費用も比較的おさえられる点が人気の永代供養墓です。
費用の相場は20万から60万ほど。幅がありますが、次に紹介する単独墓に比べると低価格です。
法徳寺もどちらかといえば、こちらのタイプになっています。
単独墓
一般的に「お墓」という言葉からイメージされるのが、この単独墓です。
故人ひとりのために墓石を建立し、そこに納骨をするタイプの永代供養墓を指します。費用の相場は50万から150万ほどで、それとは別に墓石を購入するための費用も必要になります。費用がかかっても、個別に納骨してほしいという方向けの永代供養墓です。
永代供養の期間が終了すると、他のご遺骨と合祀されます。
合祀墓(共同墓)
共同墓ともよばれる合祀墓は、墓石そのものだけでなく、納骨も他のご遺骨と同じ場所に行うタイプの永代供養墓です。
費用の相場は5万から30万ほど。個別の納骨スペースが不要で、管理に手間がかからない分費用がおさえられます。
他のご遺骨と一緒に埋葬するため、いったん納骨してしまうと遺骨を取り出せなくなるのが難点です。
永代供養墓と納骨堂の違い
永代供養について調べていると、納骨堂という言葉を目にすることが多いのではないでしょうか。そのため、永代供養墓と納骨堂を混同してしまっている方も多いでしょう。
ここでは、2つの違いについて解説します。
永代供養墓は、その名の通りお寺や霊園が永代供養を請け負っているお墓を指します。お墓の管理のされ方を表していると考えるとわかりやすいです。
それに対して、納骨堂とは多くの骨壷を納めてある建物のことです。管理のされ方などは関係なく、ただ多くのご遺骨が納められている場所を指しているのです。
そのため、納骨堂に納められているご遺骨がすべて永代供養されているわけではありません。
このように認識しておけば、混同してしまうことはなくなるでしょう。
まとめ
- 今回のまとめ
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この記事では、以上のことを解説しました。
期間や費用面での不安が出てきがちな永代供養ですが、記事の内容が参考になっていれば幸いです。永代供養を依頼しようか迷っている方は、この機会にぜひ前向きに検討してみてください。