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-供養と祈りのお寺-

お寺に法事を頼むときの3つのポイント|そもそも法事って何なの?

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お寺に法事を頼むときに、どういうことに気をつけないといけないか分からない方に対してお伝えしております。

この記事を読むことによって、法事を滞りなく進めるようになります

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はくしょう
なかなかお寺と付き合いがないので、どういう風に法事のお願いをしたら良いか分からない方っていらっしゃると思います。今回は、お寺に法事をお願いするときの気をつけておきたい3つのポイントをお話していきたいと思います。

法事は、別のよび方で、追善供養(ついぜんくよう)ともいいます。

詳しくは、法徳寺で行っているご供養について|信行に励むのは誰のため? でもお伝えしております。

地域やお寺によって考え方が違うかもしれませんので、分からないことがあればあなたのお寺に相談してください。

この記事のもくじ

お寺に法事を頼むときの3つのポイント

誰の法事なのか?
まずは誰の法事なのか?

それでは、早速お寺に法事を頼むときの3つのポイントをみていきたいと思います。

① 誰の法事なのか?

まず誰の法事なのかということについてです。

普通に考えれば、「そんなの分かっているじゃないか・・・」

と言いそうですが、それは施主(法事をお願いする側)の意見です。

よほど、普段から親しくしているお寺さんでしたら、分かるでしょうが、いきなり「法事をお願いします」といわれても、お寺側も困ってしまいます。

ご先祖さまが多いおうちや母方のご先祖様を供養したい方もいるでしょう。

あなたは誰を供養したいでしょうか?
あなたは誰を供養したいでしょうか?

きちんと、

  • 故人のお名前(できれば、戒名も)
  • 命日

などを、菩提寺(葬儀をしていただいたお寺)にお伝えすれば伝わるでしょう。

② どこで行うか?

法事を行うにあたって、3パターンあります。

詳しくみていきますね。

法事を行う場所)自宅にて

田舎だと今でも、自宅で行うことがあります。

住宅の事情などで、現在は、以前よりも少なくなりましたが、今でも行うことがあります。

自宅法事を自宅で行うメリット
  • 自分が勝手知っているので、段取りがしやすい
  • 近くにお墓がある場合は、法事後の墓前回向(お墓の前でお経をあげること)までの流れがスムーズ
自宅法事を自宅で行うデメリット
  • お供え物やお霊供膳などのお供え物を自分で用意しないといけない
  • 最近の住宅は、昔の座敷のように広い部屋がない場合が多いので、人数が多くなると座れない場合がある

※お霊供膳・・・法事を行う霊位にお供えするご飯のこと

法事の場所)お寺の場合

お寺でも法事のあとにお食事(お斎)ができます
お寺でも法事のあとにお食事(お斎)ができます

最近では、法事をお寺で行うことが多くなってきているように思います。

お寺法事をお寺で行うメリット
  • お寺にお願いすると、お供え物やお霊供膳を準備してもらえることがある
  • 法事中のスペースや駐車場の問題もある程度考えなくてもお寺で準備してくれている
お寺法事を自宅で行うデメリット
  • 車料を払わなくても良い代わりに、会場費を請求されることがある
  • お寺で行うため、事前の会場の確認などはしにくい

※法徳寺には、あらかじめご連絡いただければ事前の確認できます。

法事の場所)会館、葬儀場の場合

最近は、自宅でもなく、お寺でもない会館や葬儀場を借りて行われることがあります。

会館や葬儀場法事を会館や葬儀場で行うメリット
  • お墓や後のお斎(お食事)の場所が近い場合はスムーズに行うことができる
  • 宗派が違う方もお参りしやすい
会館や葬儀場法事を会館や葬儀場で行うデメリット
  • お坊さんに会館や葬儀場へ来てもらわないと行けないので、車料がかかる
  • 会場として使用する場合も、費用がかかる

これらのことをまとめてみると、

自宅 お寺 会館や葬儀場
メリット 自分が勝手知っているので、段取りがしやすい
近くにお墓がある場合は、法事後の墓前回向(お墓の前でお経をあげること)までの流れがスムーズ
お寺にお願いすると、お供え物やお霊供膳を準備してもらえることがある
法事中のスペースや駐車場の問題もある程度考えなくてもお寺で準備してくれている
お墓や後のお斎(お食事)の場所が近い場合はスムーズに行うことができる
宗派が違う方もお参りしやすい
デメリット お供え物やお霊供膳などのお供え物を自分で用意しないといけない
最近の住宅は、昔の座敷のように広い部屋がない場合が多いので、人数が多くなると座れない場合がある
車料を払わなくても良い代わりに、会場費を請求されることがある
お寺で行うため、事前の会場の確認などはしにくい
お坊さんに会館や葬儀場へ来てもらわないと行けないので、車料がかかる
会場として使用する場合も、費用がかかる

③いつ行うか?

次に、法事をいつ行うかということについてです。

タイミングについてはできるだけご命日より前の日までに行ってあげることが望ましいでしょう。

法事を大きく2つに分けられます。

  • 忌日・・・亡くなった日から数えて49日までの7日ごとと、100カ日忌を指します
  • 年回忌・・・亡くなった日を命日といい、1年目の命日を1周忌、2年目を三回忌、以下数え年で年回が3、7、3、7とめぐっていくときに行う法事

年回忌は50回忌までを営みます

※ご先祖さんが古くから続く家になりますと、100回忌、150回忌というように、50年単位で報恩追善法要が行われる場合もあります

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はくしょう
なぜ、50回忌までかと申しますと、

大体、おじいちゃん、おばあちゃんまでを「ありがとう」という気持ちで法事をされるからです。
それからは、○○家先祖代々の霊としてその家を護ってくれるでしょう。

まとめますと、

これらのことを考えて、お寺に法事を頼むときの参考にしていただければと思います。法事は、「誰かを供養してあげたい」という気持ちがあれば、誰でも行ってよいものですね。

次に、法事はなぜ行うのかということについてをカンタンにまとめてみたいと思います。

法事はなんで行わないといけないの?

法徳寺の法事
法事を行うにはやはり意味があります

最後に、なぜ法事を行うのかということなのですが、法事の意義として、故人の冥福を祈り、仏道修行を誓願し、その縁にふれたことに感謝するためです。

さらには、法事という1つの習慣から思い起こさせ、供養する人の人生をよりよく生きるためでもあります。

日蓮宗ポータルサイトより

あなたの指や口は誰からもらったものですか?
その亡くなった方を育てた方は誰ですか?

日蓮聖人は、「恩を知って、その恩に報いなければいけない」と法華経というお経から受け取られ、私たちに残されています。

生きているときには、あまり親孝行できなかったなあと感じている方も一度、菩提寺にお願いして法事をされてみてはいかがでしょうか?

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はくしょう
以上、
お寺に法事を頼むときの3つのポイント|そもそも法事って何なの?
でした。
お読みいただき有難うございました。

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