生まれる前や直後に亡くなってしまった赤ちゃんのために行われる水子供養。
供養が終わった後、多くのお寺ではお札が受け取れます。自宅の仏壇などに祀るのが一般的ですが、事情により長く祀っておけないという方もいるでしょう。お寺によっては、一定期間後に返納するよう言われる場合もあります。
水子供養の証であるお札。
お寺に返しに行ければよいですが、場合によっては難しいこともあるでしょう。そのようなとき、自分で処分してしまってもいいのでしょうか?
お札を捨てるなんて、いけないことのような気がする・・・
でも、このままにはしておけない・・・
など、さまざまな悩みが出てくることでしょう。
そこでこの記事では、水子供養でもらったお札の処分方法について解説します。
- この記事でわかること
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お札のことをはじめ、水子供養についての不安や疑問をしっかり解決できるよう説明していきます。
ぜひ最後までご覧ください。
この記事のもくじ
水子供養でもらったお札の処分方法
お札を処分したいと思ったときには、自分で捨てるのではなくお寺に返すようにしましょう。
本来であれば、直接返しに行くのがいいですが、先ほどもお話したようにそれが難しい場合もあります。そんなときは、お寺に連絡し、郵送でお札を返してもよいか相談しましょう。
事情により、直接訪れられない人がいることもお寺は把握しています。処分方法に頭を悩ませるより、思いきってお寺に連絡してみるのをおすすめします。
水子供養のときにもらったお守りも同じように返納しよう
水子供養の際に、お札と一緒にもらえることが多いお守り。
このお守りについても、お札と同じようにお寺に返納できます。お札とお守りを、1年くらいをめどに返納するようすすめているお寺も多いです。
法徳寺では、水子供養の際にお札やお守りの授与はしておりませんが、基本的にいただいたお寺に返納すると良いです。お寺に直接足を運べない場合は、郵送でお札と一緒に返していいのか相談してみましょう。
水子供養の仕方(自宅での場合)
お寺や霊園でするイメージが強い水子供養ですが、実は自宅でも行えます。
水子供養をしたい気持ちはあるけれど、お寺に依頼するのは難しいという方もいるでしょう。そんなときは、自宅での供養を検討してみてはいかがでしょうか。
方法としては仏壇を置き、思い出の品や赤ちゃんにあげたいと感じるものをお供えするのが一般的です。
仏壇は、手元供養のための小さなものでかまいません。仏具屋やホームセンターで購入できるほか、通販サイトでも販売されています。
さまざまなデザインのものがあるので、自宅のインテリアに合いそうな仏壇を選ぶといいでしょう。
お供えものに関しても、決まりや制限はありません。
母子手帳や、病院でもらったエコー写真を思い出の品としてお供えする方が多いようです。もちろん、そういったものが手元にない場合や、お供えしたくないと思うこともあるでしょう。
その場合はおもちゃや食べものなど、赤ちゃんにあげたいと感じるものを自由にお供えします。赤ちゃんが生きている場合の月齢・年齢に合わせて、お供えものを変えるのもいいとされます。こどもの日やひな祭りなど、イベントに合わせたお供えをするのもいいですね。
水子供養の意味をトコトン解説!!「どうして水子供養を行うの?」でも自宅での供養方法を解説しているので、気になった方は読んでください。
水子供養はいつまで続くの?
水子供養をしたのはいいけれど、いつまで続ければいいのだろうかと疑問に思うこともあるでしょう。
通常の供養であれば年忌法要がありますが、水子供養の場合はどうなるのか気になりますよね。こちらについても、実は明確な決まりはありません。
詳しくは、水子供養はいつまでに行わないといけないの?ー供養したい方へで解説しています。
水子供養を行う時期や、お参りについても解説しているので、合わせて参考にしてみてください。
まとめ
- 今回のまとめ
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この記事では、以上のことを解説しました。
あまり明確な決まりがなく、おのおのの意思にゆだねられる部分の多い水子供養。何より大切なのは、亡くなった赤ちゃんの幸せを願う気持ちです。
あとは自分たちの心がもっとも安らぐ供養の仕方は何かを考え、気持ちに従って水子供養を行いましょう。