生まれる前や、生まれた直後に亡くなった赤ちゃんのために行う水子供養。
行う時期や方法について疑問に思うときがあっても、なかなか周囲に相談できることではないので困ってしまいますよね。
すぐにはできそうにないけど、いつまでに行えばいいの?
金銭的に厳しいけど、お参りだけでもいいのだろうか・・・
遺骨はどうすれば?
と、疑問がつきないことでしょう。
そこでこの記事では、水子供養の時期や方法などについて解説します。
- この記事でわかること
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水子供養についての疑問が晴れるよう、しっかり解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
この記事のもくじ
水子供養はいつまでに行うべき?
さまざまな事情で、水子供養を行うまでに期間が空いてしまうこともあるでしょう。何年も経ってしまったけれど、今から水子供養してもいいのかな?と迷っている方もいるかもしれません。
実は、水子供養にはいつまでにしなければならないという決まりがありません。
体調面や金銭面が整い、気持ちも落ち着いて、水子供養をしたい思いが強くなったときがベストなタイミングといえます。中には、赤ちゃんを亡くして何十年も経ってから水子供養を決意する人もいるほどです。
水子供養を毎年行う人も
水子供養では、通常の供養のような年忌法要を行いません。
しかし、遺族の意思で定期的にお参りすることは可能です。中には、水子供養を行ったお寺に毎年お参りする人もいます。
供養塔の前で供養した場合にはそこにお線香を立ててあげるなど、お参りの方法はそれぞれです。水子供養が終わった後のお参りに関しても、気持ちや状況次第である程度自由に決めていいということですね。
水子供養はお参りだけでもいいの?
水子供養を行う時期に制限はなく、気持ちや状況が整ったタイミングで行ってよいということはすでに解説しました。しかし、そもそもお寺に相談できない、まったく目処が立たないなどの理由で諦めてしまった方もいるでしょう。
そのような場合、お寺へのお参りだけで供養を行うことはできるのでしょうか。
結論としては、水子供養はお参りだけでも行えます。お寺に連絡して行ってもらうのが基本的ではりますが、亡くなった赤ちゃんの幸せを願う気持ちさえ伝われば、それは立派な水子供養といえるのです。
水子供養をお参りだけで行うやり方
水子供養をお参りだけで行う場合は、お寺に建立されている水子地蔵のもとに足を運びましょう。お線香やろうそくを立て、心をこめてお供えものをあげてください。そして水子の供養を祈り、手を合わせます。
このとき注意が必要なのが、お供えものについてです。
お菓子や果物といった食べ物のお供えものは、そのままにしておくと野生動物などに荒らされてしまう危険があります。食べ物をお供えしたい場合には、必ずお寺に声をかけ、許可をとってからにしましょう。
水子供養の費用
いざ水子供養をしようと決意したとき、やはり気になるのが費用の面ですよね。水子供養の費用は、お布施として依頼先のお寺に支払います。ここからは、お寺に水子供養を依頼したときのお布施について解説します。
お布施の金額には明確な決まりはありませんが、一般に3,000円〜10,000円くらいが相場となります。
ただ、地域や依頼する水子供養の形によって変動するので、いくら包めばよいかわからないときは事前にお寺に確認してみましょう。
赤ちゃんの遺骨がある場合はどうする?
亡くなった時期によって、赤ちゃんの遺骨の有無は変わります。遺骨がある場合は、どのように納骨してあげればよいのでしょうか。
赤ちゃんの遺骨は、お墓に納骨してもらうこともできますし、骨壷などに入れて自宅での供養も可能です。先祖代々のお墓には納骨せず、新たに水子地蔵を建ててそこに入れてあげるのが一般的です。ただあくまで一般的な方法ですので、先祖代々のお墓に納骨したい理由がある場合は、そうしてかまいません。
遺骨を自宅に置いておきたい場合は、仏具屋さんや通販サイトで小さな骨壷を購入し、そこに入れてあげましょう。遺骨をより身近に置いておきたいという方には、ペンダントやブレスレットといったアクセサリーに加工してくれるサービスもあります。
まとめ
- 今回のまとめ
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この記事では、以上のことを解説しました。
なかなか周りに相談しづらい水子供養ですが、ある程度自由な方法で行えることがわかっていただけたのではないでしょうか。何より大切なのは、水子供養をしたいと願う気持ちです。
難しく考えず、できることから検討してみてはいかがでしょうか。