今回はザクロと鬼子母神さんの関係についてお話します
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お寺の 境内の外をふと見てみると、ザクロの木に実がなっていました。
ザクロの木を植えて、もう5、6年になりますが、すっかり立派な実をつけるようになりました。
多くの日蓮宗のお寺では鬼子母神さんをおまつりしています。
それには訳があるのです。
この記事のもくじ
ザクロと鬼子母尊神がなぜ関係しているのか?
多くの日蓮宗寺院では鬼子母尊神をご祈祷御本尊勧請の諸天善神としておまつりしております。
法徳寺でも<楠谷きしぼじんさん>さんとして鬼子母尊神をおまつりしております。
法徳寺の<楠谷きしぼじんさん>は鬼形で、いかにもイカつい感じですが、子安という別のお姿をしている鬼子母尊神もおります。
そのお姿は一般的に左手に子どもを抱え、右手に 吉祥果(きっしょうか)を持つことが多いです。
吉祥果とは、鬼子母尊神がもつ魔障を払う果実のことで縁起のいい果物のこと。
お経がインドから中国に渡り、漢訳されたときに吉祥果と呼ばれるようになりました。
しかし、漢訳した人たちは、実際に吉祥果というものをみたことがなかったのです。
そこで、それに似ているザクロが代用されたというわけです。
それによって吉祥果=ザクロになりました。
お経を漢訳した人たちが、実際に吉祥果というものをみたことがなかったため
[/box] それが日本にそのまま伝わってきて、日本でも吉祥果=ザクロになりました。
だから、吉祥果として多くの鬼子母尊神をおまつりしているでザクロの木が植えられているわけです。
法徳寺でもおまつりしている<楠谷きしぼじんさん>
鬼子母神さんは、子どもの神さまということで、法徳寺では
- 子どもの健やかなる成長をご祈願する七五三参り
- 安産祈願
- 子宝成就
- 学業成就
などのご祈祷を行っております。
気になった方は、お問合せください。
POINTご祈祷について↓の記事にも書いています。
[kanren postid="41,526,469"]以上、
「ザクロと鬼子母神さんの関係|お寺のザクロの実がなりました」
でした。
お読みいただき、有難うございました。