お墓を私の後にみる人がいないので、どうするか困ってます・・・
子どもがいない、娘が嫁いでしまって、お墓の後をみる人がいない・・・・・・。そんな「墓じまいに不安を抱えているあなた」に朗報です。墓じまいは、現代の社会環境の急激な変化に対応できず、心や体に大きなストレスを抱えてしまっているのが現状です。
実際に、地方のお寺の副住職をしておりますが、周りを見渡してみますと無縁墓になってしまうケースも増えてきているように感じております。実際に、行動をしたくとも分からないこともあるかと思います。
そこで、今回は「墓じまいと永代供養の違い」についてお伝えしていきたいと思います。
この記事を読むと、墓じまいと永代供養の違いがはっきり分かりますよ。
この記事のもくじ
スッキリ解決!-「墓じまいと永代供養の違い」をはっきり解説
まず、「永代供養」と「墓じまい」は、まったく違います。
墓じまいを検討していると、永代供養という言葉も出てきます。つい同じものだと思ってしまう人もいるかもしれません。ここでは、「墓じまいと永代供養の違い」についてまとめていきます。
墓じまいの方法も、お願いする業者によっても違いますし、永代供養の方法も色々な方法があります。ここで、カンタンにですが、それぞれを説明させていただきます。
墓じまいは管理ができなくなったお墓を撤去することから
管理ができなくなったお墓を撤去を行って、寺院や霊園にある永代供養墓に移すことが「墓じまい」になります。その過程には、ただ墓石を解体するだけではなく、中にある遺骨を別の場所に移すことも必要となります。墓石の閉眼供養なども行う事をお勧めします。
墓じまいの費用などについては、墓じまいの費用の総額が知りたい「お金は一体いくら必要なの?」を参考にしてください。
墓じまいをしたあとの供養の方法は下記のとおりです。
- 墓じまい後の3つの供養の方法
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それぞれに一長一短あるので、下の表にまとめさせていただきます。
供養方法 | メリット | 注意点 |
---|---|---|
寺院境内 | ・立地条件がよいところが多い ・供養を安心して任せられる ・お墓のお参りと供養が同時にできる ・管理が行き届いている | ・宗教、宗旨、宗派が限定される ・契約書、使用規則が整っていないところがある ・住職が変わったときが不安 ・檀家としての義務を課せられるところもある |
公営墓地 | ・経営・管理面が安心 ・永代使用料・管理料が比較的安い ・宗教が不問 ・石材屋さんを選ぶことができる | ・募集される数が少なく、募集時期も限られている ・抽選になる場合がある ・公募のときに申し込み資格の条件がある ・管理が行き届いてない場合がある |
民間霊園 | ・申し込み資格がゆるやか ・宗教宗旨宗派が不問のところが多い ・墓石の大きさ・デザインなどが比較的に自由に決めれる ・共用設備が充実しているところが多い | ・石材屋さんをしてされて選べない ・墓地によって管理や運営に差がある ・駅から離れている場所が多い ・管理会社が変わることがある |
このように、決して「墓じまい=永代供養」というわけではありません。
永代供養は遺骨の供養・管理を寺院や霊園に任せること
永代供養とは、亡くなられた故人や先祖のお位牌や遺骨をお寺や霊園に預けて、供養を永代に渡ってお願いすることです。よく勘違いされますが、決して永遠というわけではありません。寺院や霊園が続く限り供養してもらえるということです。
永代供養は、供養を永遠にしてくれるということではない
永代供養の選択肢とは
本来、両親や祖父母をはじめとするご先祖さまの供養はその子供や孫が行うべきです。しかし、
などの事情がある場合に永代供養を選ばれることが多いです。
ホッととくする永代供養の方法
法徳寺でも、永代供養のお申し込みを受け付けております。
今回、お伝えせていただいた部分では、寺院墓地にあたります。檀家としてお願いしないといけないものもありますし、合祀墓に直接供養させていただくものもあります。そのため、幅広い方のニーズにお応えできるのではないかと思います。
今のお墓の墓じまいをお考えの場合も、ご相談くだされば閉眼供養も行わせていただきます。気になった方は、永代供養・墓地分譲についてー永代供養を今治で探している方へでも解説しております。
以上、
「スッキリ解決!-「墓じまいと永代供養の違い」をはっきり解説」
でした。
お読みいただき有難うございました。