「引っ越しや家の取壊しでお仏壇の処分をしたい」
今回はこういうお悩みを持たれている方に対してお応えしていきます。
この記事を読むと、お仏壇の処分の方法が分かりますよ。
「親の高齢のため、同居を考えてられている方などで、お仏壇の処分が意外に困る・・・。
そんなふうに考えている方のために、今回は親の家から仏壇の処分する方法を解説します。」
この記事のもくじ
お仏壇の処分の3つの方法
お仏壇の処分方法ですが、大きく3つあります。
処分するという結果は同じなのですが、内容的に見れば大きく違いますので、詳しく見ていきましょう。
粗大ごみ出す
考えようによったら、大きなクローゼットのようにも思えますし、出そうと思えば、粗大ごみでも出せてしまうでしょう。
費用は、私の地元である愛媛県の処分の相場は、4,000円~30,000円です。
(高さ120cm、幅45cm、奥行き35cmを想定)
仏壇屋さんにお願いする
仏壇屋さんも、電話でお願いすれば、お家まで取りに来てくれるでしょう。
処分の費用について問い合わせたところ、
<台付きの場合>
※これは目安です。地域に金額の差があります
この2つの粗大ごみも仏壇屋さんにお願いする場合も、閉眼供養をしておりません。
閉眼供養は、別名で魂抜きともいわれています
3つ目のお寺にお願いする場合は、この閉眼供養も併せて行ってくれます。
法徳寺では、閉眼供養をさせていただき、お仏壇に処分をお願いしております。
お寺によっては、考え方や方法が異なりますので、不安な方は事前に相談してみましょう。
お寺が行うお仏壇の魂抜き「閉眼供養」
どのような「もの」にも古来から魂があるとされて、お位牌やお仏壇をお家に置くときには、魂入れをしております。
魂入れは開眼供養ともいいます
さきほどもご説明しましたが、役割を終えたお位牌やお仏壇の修復を行うときなど、そのお位牌やお仏壇に宿っているお家を守ってくれている神さまの魂を抜くことです。
これを閉眼供養といいます。
閉眼供養で、もっとも大切なことはその役目の終わったものへの報恩感謝の気持ちです。
またお仏壇には、ご本尊といって、掛け軸のようなものがかかっています。
そのご本尊は、そのお家にとって大事なものです。
お寺とご家族と話し合われて、よくよくどうするべきなのかを決めてください。
日蓮大聖人のお言葉
「されば画像木像の仏の開眼供養は法華経に限るべし。この画木に魂魄と申す神(たましい)を入れる事は法華経の力なり」
(四条金吾釈迦仏供養事)
と述べられており、古来仏神の画像や木像を新しくする、修復するときには魂をいれなさいと言われています。
昔より、仏閣・仏具・守護神勧請はもちろんのこと、
など
にいたるまで、善い神さまに護ってくれるよう、また悪い神さまを避けるように魂入れを行う開眼修法が行われてきました。
このことは、新しくでき上った「もの」の吉祥を祈り、大切にし、その持つ使命を最高に発揮して除災得幸であってほしいという祈願の志あってのことです。魂抜きとは、それとは逆に、「ありがとうございました」とご供養する気持ちがたいせつなのです。
様々な理由からお仏壇を処分しなければならない場合に、処分方法が分からない方も多いのではないでしょうか。
仏壇処分の理由を考えてみる
などの理由から処分を検討される方が増えているように思います。
法徳寺では、魂抜きをお寺が行い、処分自体はお仏壇屋さんにお願いをしております。
そもそもお仏壇とは?
お仏壇は、最近の生活様式により新築のお家やアパート・マンションなどに置いていないお家なども増えてきたように思います。
しかし、あなたが帰ってきて気持ちや心を休める家と同じように、お亡くなりになったご先祖さまの魂が休まる場所がお仏壇なのです。
それと同時に、お仏壇は、日頃おつとめする勤行や唱題を行う大切な信仰対象です。
上記のような利己的な考えに走りがちなこの時代に、日頃の勤行やお題目修行を行っていくことをお勧めしております。
さらには、お仏壇はご本尊を安置する大切な場所でもあります。
大切なのは、はじめにお伝えしたようにお気持ちが大切です。
など
といったことを考えながら、ご自身の行いに後悔しないように行ってください。
ご先祖さまを大事にする自分の気持ちを一番大切にしながら、お仏壇の処分や移動を行いましょう。
「以上、
「お仏壇を処分する3つの方法|魂抜きや供養はどうすればいいの?」
でした。
お読みいただき有難うございました。」