今回は、≪五段守り≫について解説していきます。
病気や障り、特に難病でお悩みの方はお読みください。
生老病死と、お釈迦さまも説かれているように「生きるとは苦しみの連続」です。
これは変えられない現実です。
今回は、「病気」について焦点をあてていきたいと思います。
この記事のもくじ
五段の邪気とは?
まず病気は10種類に分けられているとあります。
あまり科学的ではないですが、日頃過ごしていると目には見えないけど、それらのものに動かされていると感じることはないでしょうか?
それを解説するために、五段の邪気についてお伝えさせていただきます。
これらの霊的なものを、私たちは知らず知らずのうちに受けてしまい、病気に悩まされ、これら5つの霊的障りを「五段の邪気」といいます。日蓮宗の多くのお寺では、それらの邪気を成仏(得度)させ、霊気の障りにお悩みの方を救うご祈祷やお守りがあります。
詳しくみていきましょう。
生霊(いきりょう)
生霊とは、生きている人の怨霊のこと
怨霊は、その人が生きていながら悪霊になって祟りをなすものです。
この悪霊は、貪(とん)瞋(じん)痴(ち)の三毒の原因となり、うらみが増していき生霊となります。
死霊(しりょう)
死霊とは、死者の霊魂がひとに執着して害を与えてしまうもの
生前の怨念を残してしまった霊が、死後もその怨念を持ち続けた場合に生きているひとに障るもの。
など
これらは霊障のなかでは、比較的に成仏させやすいといわれています。
野狐(やこ)
野狐とは、動物の霊のこと
狐だけではなく、
など
これらの霊がヒトを惑わし、悩ましたり苦しめたりしてしまいます。おうちで飼っている知恵のあるペットや鳥を殺めてしまった場合も、その怨念がヒトに祟りをなすもので、乱暴な態度が特徴的。
疫神(やくじん)
疫神には、鬼・魔・神の3種類ある
鬼
鬼はカラダを病気にして、餓鬼のようにヒトを苦しめます。
魔
魔は鬼より悪質。よこしまな念を起こし、ヒトの功徳を奪ってしまいます。
神
神病は、仏教の天部に属している悪霊によるもの。精気をとられてしまいます。
呪詛(じゅそ)
秘密の法・経文などによって他の人をのろうこと
悪鬼・邪神を勧請してヒトを害しようとする霊。
日蓮宗のご祈祷や≪五段守り≫は、それらを成仏させるものです。お守りを肌身に持ち、心にお題目を保つことで、いつもあなたを守ってくれるでしょう。
次に、病気の種類をあげていきます。
10つの病気の種類
病気は、カラダを悪くする気
よく「病は気から」といいますが、この「気」とは自分の中の要因だけではなく、自分の外からの要因もあるのです。日本では、古来より病気は身体的原因と心気や霊気によるものに分けられました。
これらを詳しく分けると、10つあるというわけです。
下の5つは、五段の邪気につながります。
病気から守る日蓮宗のご祈祷・五段のお守り
前にも書きましたが、日蓮宗のご祈祷やお守りはそれらの障りから守ってくれるものです。気になった方は、1度、お近くの日蓮宗のお寺にお尋ねください。
しかし、守ってくれるそこには、「ただし」がつきます。
いつも仏さまが自分の心の中にいらっしゃるのだと信じることが大切です。これはただ、毎日お経を読めとか、お題目を唱えろとかそういうはありません。このことをお勧めし、病気でお悩みの方が少しでも、和らぐようお祈りしております。
以上、
「病気の原因となる五段の邪気とは?|≪五段守り≫について」
でした。
お読みいただき有難うございました。