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やり場のない「苦しみ」についてどうすればよいか?

[voice icon="https://houtokuji.org/wp-content/uploads/2019/08/slide_store.png" name="こぞうくん" type="l"]

今回は「苦しみ」についてお話させていただきたいと思います。

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など、お困りの方に対して、少しでも参考になればと思います。

自分の「苦しみ」と向き合うために、その修行法として「唱題行」を行っております。

click下記リンクをクリックしてください

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日蓮聖人のお手紙の中に、こういうお手紙があります。

[box class="blue_box" title="四条金吾殿御返事"]

苦しいことも、そうでないことも全て裏表のない一つのものだと気づき、全てを受け入れてお題目、南無妙法蓮華経とお唱えしなさい。それこそが、自らが仏の世界へ入るということだよ、だからどんな時でも強い心を持ちなさい。

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と仰っております。

このことを詳しくお話していきたいと思います。

この記事のもくじ

親と離れてしまうと「迷子」になる

手をつなぐ

私たちは、必ず親がおります。

子どもが親と一緒に出掛けて、お互いの場所が分からなくなると、迷子になりますよね。
でも考えてみてください。
親も子どもの場所が分からなくなっているので、別に「迷い親」といっても良いものですが、そんなことはいいません。

なぜならば、親は自分で家に帰ることができるからです。
どこに家があったとしても、どの電車に乗って、道を通って帰ればちゃんと帰れるか知っています。

反対に子どもは自分の力で帰ることができない。
その時の気持ちで右に行ったり、左に行ったり・・・
自分の力で家に帰れないということは変わらないのに、親といれば一緒にいれば迷子でなくなり、親とはぐれると迷子になってしまいます。

これは仏さまと私たちの関係によく似ています。

なぜならば法華経には、仏さまが私たちの親であると説かれているからです。

さらに
「あなた達は私の世界、仏の世界にいるんだよ。あなた達は私の子どもなんだから、手を離してはいけないよ」
と仰っておられます。

けれども、私たちはすぐに仏さまの手を離して走り回ってしまう。
そして気がつくと迷子になって仏さまを見失ってしまう。
そんな迷いの心が多い私たちですけれども、仏さまは親が幼子を慈しみの心でみるように、私たちを導いてくださいます。

[box class="blue_box" title="法華経には・・・"]

私は常にすべての人が仏の道を行っているか、行っていないか、よく知っている。
この人は現在、

一人一人の心をすべて知っていて、どうしたら救われるか。
救うべきところを見定めて、それぞれにふさわしい方法で教えを説くのだよ。
私は常にどうやったらみんなが仏になる事ができるか思っている。
   『妙法蓮華経如来寿量品第十六』

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あなたの周りにいるひとの顔を思い浮かべてください。
当然、顔もカラダも違いますよね?

そのひとが、

分かりますか?
全部はわかりませんよね。

日本中、世界中探しても、まったく同じひとはいません。

けれども、仏さまは私たち一人ひとりが今、どういう心持ちでいるかお分かりになられています。
それを踏まえて私たち一人ひとりにふさわしい教えを説いて様々な形で導いてくださっている。
そのことをいつも教えてくださっています。

この世にはどうにもならない苦しみがある

やり場のない苦しみ

仏さまは、この世の苦しみの中に、

があると仰っております。

この世は、お金があれば何でもできる。

と、一瞬思ってしまうかもしれませんが、たとえお金がたくさんあってもどうにも出来ない苦しみというものがあります。

私は日蓮宗のお坊さんなので、日蓮聖人のお言葉で申しますと、

 

[box class="blue_box" title="四条金吾殿御返事"]

苦しいことも、そうでないことも全て裏表のない一つのものだと気づき、全てを受け入れてお題目、南無妙法蓮華経とお唱えしなさい。

それこそが、自らが仏の世界へ入るということだよ、だからどんな時でも強い心を持ちなさい。

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と仰っております。

私たちは、思い通りにならないときにどうしてもその苦しみを取り除こうとします。

けれども、仏さまは私たちの常に側にいらっしゃり、

大丈夫。必ずあなたを救ってあげますよと仰っております。

苦しみがなくなるのではなく、苦しみが苦しみでなくなるのです。

それが法華経の教え、お題目です。

など、お困りの方に対して、一助になればとお祈りしております。

自分の「苦しみ」と向き合うために、その修行法として「唱題行」を行っております。

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以上、
やり場のない「苦しみ」についてどうすればよいか?
でした。
お読みいただき有難うございました。

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