仏像というと、普段は信仰の対象、慎み敬って仰ぎ見るものなので、なかなか近くでみることがありません。
これは、自分のお寺でもそうだと思います。
それは、なぜか?
今回は、そういうことも含めてお伝えできたらと思います。
注意
一般のお参りの方は、仏像やご本尊の撮影を禁止されているお寺があります。
撮影のときは、あらかじめ撮影してもよいか問い合わせするとよいでしょう。
この記事のもくじ
仏像の写真撮影に来て頂きました
仏像を撮っていただいたのは、寺町にある法華寺さまのご住職。
この方は、色々多才な方で、いつも尊敬している大先輩でもあります。
今回は、撮影ということで、機材も持ってきていただき、本格的に撮っていただきました。
なんでも、背景は黒色じゃないといけないみたいです・・
あと前からも照明を当てていました。
仏像を撮影する意味
今回、撮影をしていただいたのですが、なぜ撮影をしていただいたかというと、
「日本全国どこにお寺があっても被災から逃れることはできない」
からです。
これは、法華寺さまの受け売りですが、たしかに災害や経年変化などで形あるものは必ずなくなってしまします。
それは仏像も私たちも同じことです。
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[kanren2 postid="1221"]たしかに目の前にあるその仏像やご本尊があれば、その信仰の対象が目の前にあるのだからそれでいいんじゃないか。
と、フツー思ってしまいますよね。
でも、考えてみてください。
今、手を合わしている仏像がずっっっと同じ形であるわけではないです。
自分の孫やその次の世代にも信仰を繋がっていけたらいいなと思っております。
これは、お坊さんではなくって、お檀家さまやお参りしてくださった多くの方に対して思います。
画像のデータがあるのとないのとでは、復元しようと考えたときに、その再現度が違います。
お寺に日頃いるお坊さんも分からない事があった
これは、普段、お経を読んだり、お題目をお唱えしているお仏像ですが、行堂に行くときなど以外は、ずっと安置しております。
そのため、後ろや下などよくよく見たことがありませんでした。
今回、見つけたのですが、仏像の中に、お経文のような書かれておりました。
こういうの見つけると、なんだかその当時の背景だったり、作られた方・開眼(魂入れ)された方の想いなど、感じることができます。
これからも大切にしていきたいですね
記録を残すことは、とても大切なことです。
しかし、そればかりではいけませんね。
きちんとお給仕・信仰するという姿勢も大切です。
これからも、このお寺が興隆し、多くの方の苦しみを救ってくれるような存在になれば良いと感じております。
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[kanren2 postid="749,1231,1055"]以上、
「仏像の写真を撮影していただきました!!」
でした。
お読みいただき有難うございました。
今回は、先日、法徳寺の寺宝であるご尊像などを撮影していただきました。
そのときに気づいたことなどを、素人目線でお伝えしていきます。